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✿日本一の数を誇る稲荷神社の神様
ウカノミタマノカミをまつる稲荷神社は、全国に4万~5万ほどあるといわれ、この数は日本で最多です。
昔から「お稲荷さま」の名前で親しまれてきました。
え!「お稲荷さま」って女神様だったの!
知らんかった!!
「ウカ」は「食け(ウケ)」のことで、「穀物」という意味があります。穀物や食物を司る神として、まつられてきました。
もともと、京の都の豪族・秦氏(はたし)の守り神とされる農耕神の稲荷神という神がいました。そして、同じく穀物をつかさどるウタノミタマと稲荷神とが結びついたと考えられます。それが、工業や商業の発展などにもご利益をもたらし、さまざまな産業の守護神としても力を発揮するようになったそうです。
やがて、衣食住にかかわる願いにもこたえる神として、全国に広まっていったのです。
わたし食いしん坊だから推し女神様にしようっと❤
✿ きつねが稲荷神の使い
「お稲荷さん」といえば、🦊きつねをイメージする人も多いでしょう。
きつねは、春になると山から里に下りる習性があるので、豊かな実りをもたらす田の神の使いとされてきたのです。きつねのなき声や行動で、農作物のできを判断する習慣も生まれました。
京都府の伏見稲荷大社では、きつねが「命婦神・みゅうぶがみ」という神として、まつられています。
きつねは、ウカノミタマの使いだとされていますが、ときには神に代わって人々にご利益をさずけるなどしてきたのです。
まつられている神社 | 伏見稲荷大社、豊川稲荷、笠間稲荷神社、岩国白蛇神社 |
ご利益🪙 | 五穀豊穣、産業興隆、商売繁盛、家内安全、芸能上達 |
別名 | 宇迦之御魂神、宇迦之御魂命、宇賀之御魂命 |
※参考文献
日本の神様大図鑑/PHP研究所