イシコリドメは八咫鏡やたのかがみを造った神様
イシコリドメは、日本神話に登場する女神で、鏡作りの神様として知られています。
「天の岩戸」の神話では、天照大神(アマテラス)が天岩戸隠れ際に、八咫鏡(やたのかがみ)を作成し、それを使って天照大神を岩戸から引き出したことで有名です。八咫鏡を作ったことから鏡作りや鋳造の神とされています。
後に、ニニギが天孫降臨するときに従った五伴緒神(いつとものおのかみ)の中の一柱で、八咫鏡はニニギに渡し、その御魂として崇められるようになりました。
イシコリドメの名前については、「石を切って鋳型を作り、溶鉄を流し込んで固まらせて鏡を鋳造する老女」という意味があるという解釈があります。彼女は鋳物の神、金属加工の神としての側面も持ち、特に青銅器の製造を司るとされています。そのため、銅鏡や銅矛の製造を職業とした金工の祖先神と考えられています。
心がざわついた時や自分を取り戻したい時に
ご神体は神様が君臨するもので、神社では多くのご神体が鏡です。
鏡を見ることで自分を客観視でき、冷静になったり、
見えない死角が見えたりすることで、動ける範囲や思考の幅が広がったりします。
イシコリドメの鏡の御利益は
荒れた感情を落ち着かせて心穏やかに生きる
偏見や思い込みを薄くし正しく物事を見る
脳を活性化させる
などです。
イシコリドメを祭る神社は少ないですが、鏡がご神体の神社すべてにイシコリドメは関わっています。
いわば神様界の裏方がイシコリドメです。
イシコリドメの御利益をうけに、ぜひ会いにいってみましょう!
まつられている神社 | 鞴神社(大阪府大阪市天王寺区)、中山神社(岡山県津山市)、鏡作坐天照御魂神社(奈良県磯城郡)、岩山神社(岡山県新見市)など |
ご利益🪙 | 技芸上達、心身健全、仕事開運 |
別名 | 伊斯許理度売命 |
※参考文献
最強の神様100/ダイヤモンド社